空港が持っている独特の空気感に魅力を感じています。特に海外から来日される様々な方に、日本を知って楽しい思い出を沢山作ってもらえるような旅のお手伝いがしたいと強く感じていました。お客様一人ひとりのストーリーの一部を分けてもらっているような感覚が大好きで、そんなワクワクする場所で働くことに興味をもっていましたので、入社を希望いたしました。
私は10月入社だったため専門学校を卒業してから半年ほど期間がありましたが、語学の勉強をしたりサービス介助士の資格をとるなど自己研鑽としての期間にあてられたので、かえって良かったと思います。

業務の幅の広さに驚きました

業務は主に施設やフライト情報のご案内、テレフォンセンターでの電話対応、拾得物の登録や返還業務、館内アナウンス、お体が不自由な方に対しての介助サービスの受付やアテンドと入国管理でのお客様の誘導などもあります。入社前は案内カウンターでの施設のご案内以外にあまり思い浮かびませんでしたが、入社してみると様々な業務があり学ぶことが多いです。最初はその仕事内容の幅の広さにとても驚きましたが、日々楽しく業務にあたっています。
入社当初、私は特に館内ロケーションがなかなか頭に入らず、業務前や業務後に館内を巡回したりしていました。相談にのってくれた先輩が一緒に回ってくれたりと非常に協力的で、益々頑張らなければと気合が入ったことを覚えています。

お客様とのコミュニケーションを大切に

配属が国際線担当ということもあって、日々のご案内は英語での対応がほとんどです。昔から海外には興味があり、学生の頃はホームステイや短期留学などに行っていました。そのお陰で英語でのコミュニケーションは問題なくとれると思いますが、お客様によっては英語以外の言語での対応が必要なケースも多く、私の語学力では対応が難しい場合もあります。そんな状況であっても、出来るだけ自分の言葉でご案内ができるよう、単語や簡単なフレーズでもって少しずつ吸収していくように努力しています。また、語学だけでなく手話でのご案内もできるように取り組みをはじめました。勉強していても実際のご案内で使うとなるとなかなか思うように出てこなかったりしますが、社内で開催している手話研修に参加させていただいています。空港などで実際に使える手話などを教われるので、非常に実践的でためになります。

不規則な勤務体制だからこそ生活のリズムを大切に

国際線は24時間空港であり、シフト勤務で働く私達にとっては、どうしても不規則な生活になりがちです。体調管理や生活のリズムを保つために、私は3食きちんと食べることと睡眠時間を十分に取ることを心がけています。私のベストな睡眠時間は7〜8時間ですので、シフトによっては十分と言える時間を確保することが難しい場合もありますが、そんな時は前後の勤務の際に調整して体調などを崩さないように自分のリズムをキープしています。
また、シフトによっては昼間に時間が空くこともあるのですが、そういった場合に寝て過ごしてしまうと夜寝られなくなり、変にリズムが崩れてしまうので、家事やショッピングなどにあてるようにしています。また、同じ勤務の同僚などと食事をするなど、夜までの時間を有効に使っています。普段の生活の中で、少し早目に寝ることを意識していれば、翌日の勤務も元気に過ごせますので、自分のリズムを作ることが大切だと感じています。

未来の後輩に向けてメッセージを

空港の仕事、特に国際線ともなると24時間の中での不規則なシフト勤務となり大変な毎日ですが、様々なお客様と会うことができ、その出会いが大切な日々であると感じることができます。例えば案内業務と聞くと、とても単純で同じことの繰り返しに感じる方も多くいると思いますが、お客様は十人十色、お一人お一人が抱えている思いは皆異なりますので、そんなお客様と一緒に旅に出るようなワクワクした気持ちで働くことができます。誰かのためを思って行動することはとても勇気のいることですが、私たちにできることは何かと考えて行動し、そのアクションを起こしたことによってお客様が喜んで下さる、とても遣り甲斐のある仕事です。また、そんな仕事に向き合っている先輩方も素敵な方ばかりですので、教わることも多いです。間違いなく自身の成長にもつながり毎日楽しく仕事に励めると思います。そんなおもてなしの気持ちをもって、私たちと一緒に案内業務ができれば、毎日が楽しく成長し続ける自分に気付くのではないかと思っています。
日本にきて良かった、また羽田空港を利用したいと思っていただける接客を私たちと一緒に行っていきましょう。